ハノイの塔

インドのガンジス河畔のヴァラナシ(ベナレス)に、世界の中心を表すという巨大な寺院がある。
そこに神が天地創造とともに3本の金剛石の柱を打ち立て、うち1本に64枚の純金の円盤を重ね置いた。
バラモンたちは神に命じられるまま、昼夜を問わずこれらの円盤を別の柱に移し替える作業を続けている。
64枚の円盤全てを移し終えた瞬間、この世界は音をたてて崩れ落ち、終焉を迎えるという・・・。
                                           ─ エドゥアール・リュカ

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